札幌の弁護士の矢嶋史音です。
私は、札幌生まれの札幌育ちですが、大学進学を機に4年間だけ上京しました。弁護士を目指したきっかけについてよく聞かれることがあるので、まずはそのエピソードをご紹介します。
大学は商学部だったので、法律の勉強を大学入学当初からしているわけではなかったのですが、元々法律への興味は小学生くらいからありました。テレビ番組(「ザ・ジャッジ! 〜得する法律ファイル」や「行列のできる相談所」)の影響が大きかったと思います。
大学2年生の夏休みのことです。札幌に帰省して、高校時代の友人(法学部学生)とジュンク堂書店2階で遊んでいると(高校時代はもっぱら大学受験本が並ぶ4階ばかり2人でいっていましたが、人生のステージが変わると本屋の階も変わります)、法科大学院(ロースクール)について書かれた本を開きながら、突然「君、ロースクールって知っている?」と質問されました。もともと彼は行政書士試験を受験していたことなどもあって、法律の資格の話自体はよくしていたのですが、司法試験の話をしっかりとしたのはそれが最初だったと思います。
今思い返しても、あそこが弁護士になる最初のきっかけだったと思います。
ロースクールについてはなんとなく知っていたのですが、その説明は要旨、「司法制度改革によって、司法試験の合格者数は現行の数百人から3,000人程度に増員する予定。数百人だったら無理そうだけど、3,000人に入ればよいということであれば、地方の進学校出身の我々レベルであっても、頑張れば合格する気がしない?」
「未修コースというものが設置されているから、他学部出身者でも挑戦しやすい(結局私は既修課程に進学することができました)」
「司法試験予備校である某Wセミナーの札幌校にて法律の知識がいらない奨学生試験がこれから実施される。結果によっては司法試験講座が割引されるのだけど、一緒に受験しない?」
というものでした。
これを聞いて、弁護士というものが今まで少し遠い存在だったけど、たしかに自分でもいけそうな気がする、と俄然興味がわいた私は、当日か後日かは忘れたのですが、彼と一緒に某Wセミナー(某T予備校校舎内)までいって、その奨学生試験なるものを受けることにしました。
1回目、3割引きしか獲得できなかったところ、最大3回まで受験できるということだったのでこれに納得せず夏休み明けに東京の会場にてもう2回しつこく受けたのですが、たしか2回目、3回目で5割引きを取得したと記憶しております。
最終的に友人は7割引きを勝ち取ったのですが(1回目は5割引きだった気がします)、私は3回受けて5割引きがやっとでした。
このように割引率を高く獲得するため奨学生試験をしつこく受けていたこともあり、司法試験を目指すことを決心した日から2ヶ月ほど予備校での勉強の開始が遅れてしまいまして、その予備校に通い始めたのも大学2年生の晩秋にさしかかる頃になっていました。
ちょうど、20歳になった頃でした。
(続く)
2026/07/02